函館空港の通信・航空保安無線 ATC NAV

■ATC 航空交通業務

  • TWR Hakodate Tower 118.35MHz, 126.2MHz, 258.3MHz
  • APP/ASR Hakodate Approach/Radar 119.0MHz, 121.0MHz, 258.9MHz
  • DEP Hakodate Departure 127.9MHz, 121.0MHz
  • ATIS Hakodate Airport 126.6MHz

■NAV 航空保安無線

  • VOR [HWE] 112.3MHz, 414626.51N/1404955.98E
  • DME [HWE] 1157MHz, 414626.51N/1404955.98E
  • ILS-LOC [IHL] 109.3MHz,BRG(MAG)117,GP:3.0,RWY12,CAT-I
  • MSAS 1575.42MHz

■VOR局とは?

VOR局とは超短波全方向式無線標識とよばれる航空機の運航にとっては、とても重要な航空保安無線局です。108.0~117.975MHzの周波数帯にて、30Hzの基本信号と方位による可変信号とを発射しています。函館VORの周波数は112.3MHzで、HWE(トトトト・トツーツー・ト)のモールス符号で識別され、航空機上のVOR受信機にて、VOR局の方位が計器盤上に示されます。
精度・安定性は極めて高く、各航空路、出発・到着経路、進入方式、進入復行方式など多くの計器飛行方式による経路が、VORによって設定されています。函館は、パルス(質問信号と応答信号)の往復に要した時間を測定して、距離におきかえるDME(距離測定装置)がVORと併設されています。VOR同様、DMEは非常に精度の高い距離情報を提供してくれます。

■ILSとは?

ILS(計器着陸方式施設)は、最終進入中の航空機に滑走路に対する正確な方向と降下経路を提供してくれます。視界不良などの悪天候でも、安全に航空機を滑走路末端まで導きます。地上設備は、ローカライザー(LOC)およびグライドスロープ(GS)の指向性電波を発する送信装置(方向と降下経路の情報装置)と、進入コース上に設置されているマーカービーコンまたはDME(位置情報装置)とによって構成されています。また、その他の視覚情報施設として、進入灯(ALS)、接地帯灯(TDZL)、滑走路中心線灯(RWCL)、滑走路灯(REDL)なども上げられます。
函館では、上磯方面(西側)からのILS進入コース(磁方位117度、グライドスロープ3.0度、滑走路12)が設定されています。